これはどうしてもスルーするわけにはいかないだろうな。

先日、ROOMのオリエンテーションに参加した。
そこで思いがけないことがあった。自己紹介の際に、なんの前触れもなく、涙がぽろぽろこぼれてしまったのだ。
自分のことを話そうとすると涙が出てきてしまうことは、思い返せば二十歳ごろからあって、なんとなくそれをずっと恥ずかしく思っていた。それから20年あまり…(え、そんなに長い時間が経ってたの…)ここ数年はなかったはずで、そう言えば泣かなくなったなぁと思い出したときも、わたしもようやく大人になったのかもなんてテキトーに思っていた。
なのに、あの日、話をしながら思いがけず涙がぼろぼろとこぼれてきてしまった。動揺した。もう大丈夫だと思ってたのに、どうやらそうじゃなかったらしい!どうしよう!?と。

じつはこれを書いている今も、思い出したらなんだか涙がじんわりにじんだりしてきて、どうしたことか?

とんだ自己紹介になってしまったけれど、ご一緒した方が「同じような経験があるよ」と話してくださったりして、それだけで安心できたし、わたしのぼろぼろ涙も誰かのなにかのきっかけになれたりするのかなぁとぼんやり思う。
そして、いま書きながら、涙の理由を考えたことがなかったことに気がついた。泣いちゃダメ!恥ずかしい!この泣き虫!そんなんでどうするの!としか考えたことがなくて、理由を探ったことが一度もなかった。
わたしと対話する種が、思いもよらぬところから転がり出てきた。まずはここから始めることになりそうだ。