全ての人が本来のわたしを生きる」を理念に掲げるアトリアを運営するYou be You(ユービーユー)株式会社。
ユービーユーの株主でもある與良だいちさんをお招きしたワークショップが、5月10日(金)にアトリア参宮橋で開催されました。
モデレーターは、同じくユービーユーの株主の1人でもあり取締役でもある細野真悟さん。

当日は、
・オープニング/アトリアの紹介&與良さんの自己紹介タイム
    (ツグゴトカフェのお弁当を食べながら♪)
・参加者のみなさんの自己紹介
・自己変態理論の概論とワーク
・超越思考(メタ思考2.0)の概論とワーク
・全体シェア
と盛りだくさん!


與良さんの自己紹介の後は、今日のワークを一緒に行うグループごとに参加者のみなさん同士の自己紹介。
そしていよいよ、理論のシェアの時間がスタート!


まずは【自己変態理論】のお話から

自己変態理論とは、物質の4つの状態(固体・液体・気体・プラズマ)を人間の状態として捉え直すというもの。
4つの状態をさらに細かく16のパターンに分類。それぞれの特徴と、固体→液体→気体→プラズマと変態していくプロセスについても、図も用いながらわかりやすく説明していただきました。

そもそも、固体・液体・気体・プラズマ、というものが物質の世界にある
それにエネルギーが加わって高まっていくとどんどん変態していくのが自然界のルール。

■物質の性質
    固体:固くて重くて動けない
    液体:枠を出て流れるけどまだ重いから浮けない
    気体:水蒸気なって浮いていって移動容易性が高まる
    プラズマ:気体が発光する状態、自ら光をは放つ

この物質の四態(4つの状態)と、人の自己(魂)とを同じように見えていけば、人の自己・魂をどう輝かせるかを理論化できるのではないか?というのがこの理論の着想だそう。

そしてその物質にはパターンがあるということで、そのパターンの例をお話ししてくださいました。

=====
■固体期:他人軸で生きている状態
・ハッピー系:現状に満足している、楽しい、十分である
・枠の中系:満足はしていないけれど、外の世界を知らないから当たり前だと思っている
・もやもや系:自分の気持ちを抑える、知らないふりをする
・不平不満系:現状に不満を感じ、我慢しながら生きている

■液体期:他人軸から自分軸へ移行しようとしている、自分に帰る
・開放感系:自分の枠を出て解放感を感じてのびのび生きている
・ふわふわ満足系:深く何も考えずふわふわ楽しく満足して生きている
・不安系:飛び出したはいいがこれからの不安を抱きながら生きている
・模索系:これからどうしようか次の道を模索しながら生きている(グルグル彷徨う)


■気体期:自分軸で生き始める
・自己表現系:自分の世界を表現する活動でイキイキ生きている(自分を表現することで自分らしさを実践していく人)
・ビジネス系:自分の創りたい世界をビジネスを通して実践し(始め)ている
・ありのまま系:ありのままの自分を思い切り貫いてイキイキ生きている(自分の姿を周りに見せていく)
・創りたい世界系:哲学・社会貢献・スピリチュアル等を通じて命を使い始めている

■プラズマ期:光を放つ側になる
・アーティスト系:作品を通して世の中の人たちに圧倒的な影響を与えている
・ビジネス成功系:社会に役立つビジネスを通して、多くの人を幸せにしている
・生き方カリスマ系:自ら輝く生き方を体現し、多くの人に圧倒的な影響を与えている
・新世界創造系:思想家や社会活動家、能力者など、創りたい世界をつくっていく

=====

これらのお話の中で與良さんがおっしゃっていたのは、「プロセスのどこにいてもいいし、どこにいるのかは自分で決めていい」ということ。
その自己決定がこの理論の前提であって、正しい・正しくないはナンセンスで、ひとりひとりが道具としてこの理論を使って欲しいと。
「誰が何を言っても、自分が決めればそうなる!」という言葉がパワフルでした!


その物質の「変態」のプロセスについても興味深いお話ばかり。

=====
■固体:他人軸
    ・出会い
    ・学び
    (・強制終了)
    ↓
    自分の枠を出る


多くの人は個体として、枠の中・ルールの中で周りに合わせて生きているので、ここから出ることも怖い。
ちょっといつもと違うことをする(例えば会社外の多様な人と出会うなど)で枠を出ると、流動的に動けるようになる。


■液体:他人軸から自分軸へ
1)液体初期/もんもん
    自分を知る
        ↓
    執着を手放す
        ↓
    自分を受け入れる
        ↓
    自分らしさや可能性(タネ)をみつける


ここではもんもんとし切るのがおすすめ。次のジャンプ力につながる。


2)液体中期:スッキリ
    本当に自分に帰る(自己帰還)
        ↓
    ありのままの自分を好きに生きる


人に迷惑をかけつつも、思い切りやってみる時期。他人軸から自分軸へを自覚しつつグルグルとしている。
ここが楽しくてずっとにいる人もいるし(それはそれでOK!)、年齢や経済的なことで、「これからどうしよう?」となる人もいる。


3)液体後期/もやもや
    ゴール設定(圧倒的なゴール)
        ↕︎
    未来への設計図を描く(ラフでもいい)
        ↕︎
    仮決めと行動
        ↕︎
    未体験を体験する(自分の幅を広げる)
        ↕︎
    高め合う仲間とつながる
        ↓


液体後期は水蒸気のような感じで、水と気体を行ったり来たりする。仮説を描いてアクションしていく時期。
違ったらやめてもいい、修正してもいい、周りに迷惑をかけてもいい!くらいラフな感覚で、ポップにライトに変えていくのが大事とのこと。

「アトリアのコミュニティはこの行ったり来たりをサポートしているのでは?こういう場を活用するのがいいですね!」と與良さん。


■気体(自分軸)
        ↓
    魂の喜び・目的(使命)に生きる
        ↓
    自分をアップデートする
        ↕︎
    設計図をアップデート
        ↕︎
    仲間をアップデート
        ↕︎
    使命をアップデート(利他自己一致)
        ↓
    お役目(天命)がやってくる


仲間もアップデートして、新しい出会いが出てくる。使命(自分がどう命を使うか)すらもアップデートしていく時期。


■プラズマ
       
    お役目(天命)に生きる


これは自分がやらなきゃ誰がやる?という感覚まできて、突き動かされていく。
役割をもらったような感覚。そのことを感じ取れたら、周りにどう思われるかとか関係なくなって、やるしかないになるのこと。

=====

與良さんが「自己変態理論」を思いついて、まだ2ヶ月。
ここまでこの理論開発を急ぐのは、伝えることで楽な人がいるのだからを早く伝えなければ、と思って生きているからとおっしゃる與良さん。

ここで、会場の参加者へ問いかけとそのシェアタイムの時間

問いかけは
「今どこにいると思いますか?」「どうなっていきたいですか?」
というもの。
大きな問いに会場がザワザワしましたが、みなさま切り替えが早く!
最初の1分間で感じきったら、グループの人たちとシェア。

会場からは
「もんもんの真ん中あたり」
「固体から気体になりたくて今日来ました」
「気体に入りそう?天命が欲しい!」
などなど、、

ご自身の言葉でお話しされるみなさんがキラキラしていて、とても豊かな時間でした。

flore04.JPG 7.06 MB


シェアタイムの後、與良さんのお話を聞く時間に戻ります

與良らさんご自身は、「液体期」が長かったそう。
自分は何者か?と、滝行したりリトリートへ行ったり、能力者の方に会ったり、メンタルモデルをやってみたり、自己理解のために色々なことをしたとのこと。
だからこそ、この「液体→気体」をサポートするサービスをつくろうと、この理論開発をしているとおっしゃっていました。


ここで「プラズマ」のお話しへ。
プラズマとは、光を放っている物質のこと。プラズマの光の放ち方には4つのタイプがあるとのこと。

■プラズマの4タイプ
    ・太陽:愛、情熱、明るさ   
    ・稲妻:力強さ、達成、衝撃
    ・オーロラ:神秘性、幻影、華麗さ
    ・彗星:知恵、個性、鋭さ

自分がどういう影響力を持っているのか、どうやって人に影響を与えるか、そのイメージをつけやすくするための分類とのこと。
どれかに当てはめるものではなく、参考情報として、自己理解と未来のつくり方に活かして欲しいとおしゃっていました。

このプラズマの4つのタイプ診断もリリースに向けて開発中とのことで、その場で診断を体験し結果をグループでシェアしました。

その結果に「納得した!」という声が多く聞こえました。各グループでのシェアも盛り上がって、時間が足りない様子も。


「インプットの幅と量が増えれば、アウトプットの幅と量も変わる。あっている、あっていないではなく、自分の人生や事業がうまく考えられるのであれば使っちゃっうのがいい」
というお話が印象的でした。

438302583_7808459592553845_6680244681585127030_n.jpg 664.55 KB


休憩を挟んで、いよいいよこの日が本邦初公開の【超越思考(メタ思考2.0)】

與良さんからいきなり問いが飛んできました。
「あなたの魂の目的、使命ってなんですか?何がやりたいですか?」

ここでも1分間各自が感じる時間から、グループでのシェアタイムへ。

参加者の方からは、
「人を笑顔にする」
「学んだことを人に伝えていきたい」
「人に影響を与えたい、人に関わっていきたい」
などの声が聞こえました。

みなさんそれぞれの言葉で語られていて、短いながらも熱さを感じる時間でした。

「明確な目的は出なくてよくて仮決めして行動するための問い。自分の生き方、人生がどう変わるのかをみていってほしい」という與良さんの言葉に、参加者のみなさまが頷いていらっしゃいました。


いよいよ本編へ
ビジネスの世界でよく使われる「目線」という言葉。
目線の高い低いを「視座」というけれど、視座をあげるとか俯瞰して見るとかは概念的で、難しく感じてしまう。
そこで與良さんが提唱されているのが、視座は「7つの意識の目線レベル」というもの。


■7つの視座
    Level1    事実:これは○センチである、他人から○○と言われた、など
    Level2    ロジカル:これをやったら上手くいくかとか、効率的か、など
    Level3    感情:楽しい・嬉しい、など
    Level4    願い(魂):ソース理論・U理論など
    Level5    集合:チーム、会社、国、宗教など
                    (集合体が私であるという認識をしたときの目線)
    Level6    統合:地球全体、宇宙全体など
    Level7    超越:人類が定義できないもの(けれど、統合の先にあるとして設定)


Level1〜3は「個の領域」    ここで生きている時間が圧倒的に多く、何も考えずにできる
Level4もあくまで個(自分を超えない)
Level5〜7は「超越の領域」    I(私)→WE(私たち)という視線になっていく

例えば道端に落ちている空き缶があるとした時、
感情の目線で見ると「危ない汚い」なのが、集合の目線で見ると「片づければこの地域が清潔にあるな」
というように、「視座を上げていく」ということで行動が変わっていく
という具体例を交えてお話ししてくださいました。


與良さんはご自身の体験を通して、「自分には色んな意識の目線があると知って実践していくことで変わっていく」という仮説を「超越思考」として理論開発されているとのこと。

目線が行ったり来たりできるようになると、モノの見方が変わる。また、視座を変えるとどうなるかを感じてみると「自分に今しっくりくるゴール設定をできるのでは?」とも。

この理論を使って感じてみるとどうなるか?と、とてもワクワクするお話で会が締めくくられました。

=====

與良さんのお話は理論的でありながらとても軽やかで、会場も始終笑いが絶えず、「楽しい!」があふれる時間でした。

この日の休憩中にモデレーターの細野氏との話で浮かび上がった今回の理論の実践編のワークショップも登場するかもしれません!
楽しみです♪

ご参加のみなさま、ありがとうございました!