ただ漫然と過ぎていく毎日……
とはいえ、楽しいこと、充実したこと、
悔しくて涙したこと、そこから切り替えて歩き始めたこと
……
などなど、小さな変化は日々あります。
自分が「生きている」ということをなんとなく刻んでおきたくて
日記を書いてはやめ、手帳にメモを書いては途中でたち消えて
を繰り返してきました。
そんな私が、数年前から「バレットジャーナル」に出会って、
自分なりにアレンジしながら、なんとなく2年続いたときには、飽きっぽい私は、われながら驚きました。
そのときは、1ヶ月ごとに振り返って、印象的な出来事はニーズを味わって
「お祝い」と「嘆き」をメモすることを続けてきました。
「お祝い」と「嘆き」というのは、NVC(非暴力コミュニケーション)を実践するときの大切なポイント。ニーズが満たされれば「お祝い」ですし、満たされなければ「痛み」や「嘆き」があるわけです。
「お祝い」をしっかりと喜び、自分自身を讃えておくことはエネルギーを自分の内と外に循環させることになります。「嘆き」もなかったことにしないで、しっかりと認めて味わい、それが繰り返して深まると、たとえ満たされなかったとしても、純粋にニーズの美しさに触れる、重要な体験になります。
そして、バレットジャーナルと並行して、昨年の8月から「3つのいいこと日記」をスタートしました。これが! 実はすごいパワーを秘めていたんです・
「3つのいいこと日記」は、ポジティブ心理学(ふつうの人をより幸福にするための心理学)を提唱したことで知られる、マーティン・セリグマン博士の提唱している”Three Good Things”を元にしています。
その日に起こった(あるいは、その週でも、その一月でも……)
1)「いいこと」を3つ書き出します。どんな小さなことでもかまいません。
例えば……
*散歩の途中で、とてもきれいな花をみつけた。
*コーヒーを淹れたらパートナーが珍しく「美味しいね!」と言った
*参加したROOMで思いがけない気付きがあった
2)その「いいこと」に出会うために自分は何をしたか
*時間がないと思ったけれども、気分転換が必要と思って、家から外に出た
*新しいブランドのコーヒーを取り寄せた
*ROOMの参加を忘れないように、リマインダーに入れておいた
……を書き出します。これは、その「いいこと」へ自分が自分自身を導いて出会わせたのだということを、しっかりと自覚するためです。
そして
3)感謝する……感謝をからだに満たす
こんなシンプルなカタチです。
私はこれをアレンジして、NVC(非暴力コミュニケーション)の要素である「満たされたニーズを意識する」、日記を書き終えたときの「感情を味わう」などいくつかを加えています。(参考:NVC-Japanネットワーク 『感情とニーズのリスト』)
実はこの「3つのいいこと日記」、NVC入門編の講座などでは「やってみるといいですよ」とお伝えしてはいたものの、自分では長期にわたって続けたことはなかったのです。
ところが!
この日記をはじめて1ヶ月半ほどたったときから、ぐんぐんと自分の周囲の世界が変わっていくのを体験しました。いうなれば「自分の生きたい世界が勝手に向こうからやってくる!」というような感覚です。
だからといって私も毎日鼻歌まじりで、上機嫌なわけでもなく、
頭を抱えたり、泣いたり、愚痴言ったり、胃が痛くなったりも、もちろんあります。
そんな日も、たった「3つ」のいいことがない日はまずありません。
ということは、つまり! ニーズのない日、
自分の根源のつかめない日もない、ということ。
だって、私が私の人生を生きているのだから。今日もここまで生きたのだから。
単純なことですが、「3つのいいこと」を「書き」
それを「目で見る」ことを繰り返すだけ。
そこから無限の力につながることもできる、シンプルな日常の習慣です。
もしもよかったら、ご一緒しませんか?
毎月、3のつく、13日、23日、もしくはその前後に開催します。
いま、日記をつけていなくてもOK。
その日体験してみて、始めてもいいし、始めなくてもいい。
すでに「3つのいいこと日記」を継続している人も、
月に1回しか書いていない人もウェルカム!
まずは、このマジカルパワーに触れてください。お待ちしています。